【宗教】

道元禅師における仏身の問題

  ―曹洞宗の本尊論―

山内舜雄著

A5判上製箱 484頁
定価 :本体18.000円+税
978-4-87449-066-2 C301

2010年5月刊

道元禅師における因果―仏性―修証につぐ著者問題のシリーズは、仏身の問題を追求して宗門の本尊論に到 達した。近代以降の本尊論を総括するとともに、宗門の現状との乖離に新たな提案を試みた宗侶必読の書
【著者プロヒール】

山内舜雄(やまうちしゅんゆう)
1920年 栃木県に生れる。1942年 駒澤大学文学部仏教学科卒業 1966年 文学博士
現在 駒澤大学名誉教授

〔主著〕
『正法眼蔵聞書抄の研究』全 巻/『摩訶止観と正法眼蔵』全 巻/『道元禅と天台本覚法門』/『禅と天台小止観―坐禅儀と「天台小止観」との比較研究―』
『道元禅師における因果の問題』/『曹洞宗における在家宗学の提唱』/『限界状況における日本人の死生観』
『道元禅師におげる仏性の問題』/『道元禅師におげる修証の問題』『道元禅の近代化過程』/『続道元禅師におげる仏性の問題』

【主要目次】

【目  次】
序章  仏身から本尊論への展開
 第一章 『正法眼蔵聞書』における中古天台の仏仏身観について
 第二章 『正法眼蔵聞書』における『聞書』の展開した仏身論について
 第三章 道元禅師における仏身から、曹洞宗の本尊論に至るまで
 第四章 本尊論提起の今日的意義
 第五章 宗学と教団の現状とをどう調性するか

本論(一) 境本定身―『摩訶止観』における「境   本」の意味するもの
 序 章 第二釈名について
 第一章 体相を明かす

本論(二) 衛藤宗学における正法寺本「弁道話」の    解明
 第一章 鏡島元隆著「『正法眼蔵抄』の成立とその性格」
 第二章 河村孝道教授の『正法眼蔵聴書抄』の研究の考察
 第三章 問題の明確化と研究視点の再確認

本論(三) 「仏身」の根底となる「境本   定身」の衛藤宗学における意味す   るもの 
 第一章 正法寺古写本「弁道話」をめぐって
 第二章 自受用三昧の教学的理解
 第三章 『聞書』における「仏向上」理解とその限界
 第四章 『抄』における「仏向上」の意味するもの
 第五章 『聞書』から『抄』への飛躍のプロセス
 第六章 「行仏威儀」の巻における仏身観

本論(四) 『摩訶止観』にける「境本定   身」の意味するもの 

関連書の紹介

山内舜雄著

道元禅師における仏性の問題
    A5判箱 本体18,000円+税 978-4-87449-060-0
道元禅師における修性の問題
    A5判箱 本体18,000円+税 978-4-87449-062-4
続 道元禅師における仏性の問題
       A5判箱 本体18,500円 978-4-87449-064-8
道元禅の近代化過程
    A5判カバー 本体18,000円+税 978-4-87449-063-1

 ◆TOPへ ◆ 新刊案内  ◆近刊案内   ◆書名検索   ◆常備店  ◆注文について